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中日優勝!! 落合監督にも涙!! 男泣き!!

昨日の夜。セ・リーグのレギュラーシーズン優勝を中日ドラゴンズが決めました。
心よりお祝い申し上げます。 しかし、優勝のカゲには色んな私達が見えないドラマがあるんだなーとつくづく思いました。

落合監督泣いた!中日2年ぶりV!次は52年ぶり日本一だ!

(セ・リーグ、巨人3-9中日=延長十二回、最終戦、中日16勝6敗、10日、東京ドーム)オレ竜、涙のV-。優勝へのマジックを『1』としていた中日が10日、東京ドームでの巨人戦に延長十二回競り勝って、2年ぶり7度目のリーグ優勝を決めた。宙に舞った落合博満監督(52)は、思わず涙を流して感激。21日からナゴヤドームで始まる日本シリーズで、52年ぶり2度目の頂点を目指す。

 白いバスタオルで顔を何度もぬぐった。延長十二回。スコアボードには大好きな『6』の数字が灯っていた。その裏を守り切り、歓喜の輪へ歩を進めたところで、また泣いた。お立ち台での第一声は「すみません。涙もろくて」。そう言って、またまた泣いた。涙、涙、涙だ。2年ぶりのリーグ優勝で落合監督が男泣きした。

 「3年間、苦しい練習させてきた。優勝しないといけない-。その思いがふっと切れて…。選手は泣かせてくれますよ。ありがとうの一言です」

 4度、宙に舞った。2年前はナゴヤドームで負けながら、マジック対象チームの敗戦で優勝。今回は自力の胴上げで、感激はひとしおだ。宿命のライバル、さらには自らそのユニホームを着たことのある巨人の聖地で迎えた至福のとき。クールな落合監督の目からも、いつの間にか熱いものがあふれ出した。

 8月12日に球団史上最速で『マジック40』を点灯させた。だが、9月になって阪神が猛追。「本当に長かった。あれだけ追い込まれるとは思ってもなかった。阪神の追い込みは球史に残るよ」。9月29日の直接対決(甲子園)で、最大9ゲーム差が2ゲームまで接近。翌30日、41歳山本昌の8回1失点の快投で、やっとゴールが見えた。

 現有戦力で乗り切った2年前の優勝とは思い入れが違う。ウッズの前後を固める福留、森野への密着指導。「お前がマネしていいのは前田(広島)だけだ」。昨年10月の秋季練習で、落合監督はフォーム改造に着手した福留に、持てるものすべてを授けた。微妙な距離のあった2人がこの指導で急接近。秋、春のキャンプ(沖縄・北谷)を経て、試合前の打撃練習では感覚を確かめ合うようになった。「グラウンドを90度に使えるようになったな」。かつての三冠王から“免許皆伝”が出たのは、4安打3打点で巨人を沈めた8月18日のことだ。

 一方で5番を務めるまでに成長した10年目の森野には、容赦なく怒声を浴びせてきた。「三塁のポジション、欲しいと思わないのか」。昨秋のキャンプでは、日が落ちたサブグラウンドで失神寸前まで追い込んだ。福留が命名した『虫けらノック』。“立浪の後釜”と確信していたからこその愛のムチだった。その森野が開幕直前の死球で右手小指を骨折しながら、5月の一軍昇格後レギュラーに定着し、チームは首位に浮上。指揮官の目に狂いはなかった。

 「オチも老けたよな」。球界の同級生が集う『昭和28年会』の面々は、落合監督の薄くなった頭髪に驚く。最近は慢性の肩こりにも悩まされてきたが、ここから先が3年間の集大成。就任時の誓い通り、もうひとつ大きな目標を果たさなければならない。

 「第一のハードルは越えました。次のステップに行ける。期待に添えるよう走っていきたい」。“有言実行”で一時代を築いた名将。涙をふいて、チーム52年ぶり2度目の日本一をつかみにいく。
by M-mo-do | 2006-10-11 08:22