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by M-mo-do
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近未来通信の詐欺手口がどんどん解明されていきますね。

どんどん解明されていきますが、IP電話を動かすためには、サーバーってのが必要なんですね。 そこを詳しく説明されたら、自分が投資家オーナーだったとしたら、サーバーを設置していたでしょうね。
しかし、2466台も導入させて、正常に稼動しているのは2台って、あきれます。
オーナーさんが、2400名以上はいたんですね。
そのオーナーさん達のためにも、全貌解明してあげ、少しでも返金して欲しいですね。

<近未来通信>サーバーは見せかけ 大半、稼働せず

 IP電話会社「近未来通信」(東京都中央区、破産手続き中)を舞台にした投資詐欺事件で、同社が投資家に購入させたIP電話の中継局サーバーの大半は、電源を入れても稼働しない「箱」だけだったことが関係者の話で分かった。同社から発注を受けた設置業者は、ソフトウエアの設定や回線接続などの稼働に必要な作業を省くよう指示されていた。警視庁捜査2課は、見せかけのサーバーで投資家をあざむき、資金を集めていたとみて捜査を進めている。【永井大介、鳴海崇】

 関係者によると、サーバーを正常に作動させるには、2種類の専用ソフトウエアをインストールし、音声の送信に必要な装置などを組み込んだうえ、インターネットや電話回線と接続する作業が必要だった。

 しかし、近未来通信は、サーバーの装置に電源コードやケーブル類を接続することだけを必須作業として設置業者に指示。稼働に不可欠なすべての作業が施されたサーバーはほとんどなく、大半は電源を入れても利用できない、ただの「箱」状態だった。またサーバーはほとんどがメーカーからの購入品ではなく、部品などを独自に購入して組み立てたものだった。

 設置業者はサーバーの管理も請け負っていたが、いったん稼働可能な状態に設定した後で再び「休眠」状態にするよう求められたこともあった。近未来通信の担当者は「(この業者が管理しているものとは)別のシステムで収益を上げることになっている。しかし契約上、サーバーの設置だけはしておかなければならない」などと説明していたという。

 近未来通信は、中継局サーバーの設備費を出資した投資家を「オーナー」と位置づけ、IP電話の通話料から配当すると宣伝していた。事業が順調に展開していることを装うため、見学会などを開催して投資家にサーバーを見せていた。しかし総務省の昨年11月の調査では、近未来通信が届け出たサーバー2466台のうち、実際に稼働していたのは2台だったことが判明している。元幹部は毎日新聞の取材に「本物のサーバーは子会社の社屋など2カ所にしかなかった」と話している。
by M-mo-do | 2007-02-04 12:36